天井吊形エアコンを天井カセット4方向吹出タイプに。他社さんがいやがる面倒な仕事も「なんとかする」のが丸芝流。

投稿日 : 2014-04-04

「引き受け手がなくて困っている空調工事があるんだが、丸芝さんでなんとかしてくれないかな?」という電話が入ったのは2013年6月。
天井吊形の室内機を使っているプレハブ造の事務所で、室内の模様替えを行ったら空調の利きが悪くなったというのです。

現地調査にうかがったところ、約100平米に10名の方が働いておられ、空調吹き出し口の真正面にロッカーが配置されていました。気流が届かず不快に感じていました。
「施工業者さんはなぜ天井カセット形にしなったのだろう」と天井裏を覗いて、理由が判明。天井裏空間に余裕がなく、埋込工事が面倒になるためでした。
「それで他の業者さんが引き受けたがらなかったのか」と合点がいきました。しかし、そこをなんとかするのが丸芝です。

会社に持ち帰って容量計算や工事設計を行うとともに、
・ふたたび天井吊形にした場合机などのレイアウト変更ができない
・ムラなく空調するには風量が必要で騒音がでる
などの理由を示し、天井ボードの張り替え工事が伴いコストアップになるが、カセット形4方向吹出タイプを提案しました。施主様は当初難色を示されましたが
・快適なオフィスの空調環境が実現できる
・レイアウト替えが比較的自由に行える
など、長い目でみたメリットをご説明。最終的に、コストを抑えるため工期を2日間に短縮して工事に入りました。吹き出し口は天井裏のスペース不足を補うため、わずかに天井板から突出しますが、スペーサーをかませて対応。無事に工事を終えることができました。
夏ピークの電気代は約40%節約できたうえ、快適な仕事場になったと喜びの声をいただいています。

 

事例6-1
室内レイアウトの制約になっていた天井吊形の空調機

事例6-2
天井ボードを外し狭い空間を工夫して室内機を取り付け。