超高効率ヒートポンプ式熱源機
ユニバーサルスマートX

ユニバーサルスマートXは、世界最大容量インバータツインロータリ圧縮機の採用などによりCOP6.30を達成し、エネルギーコストの削減および省CO2化などを実現した、超高効率の空冷ヒートポンプ式熱源機です。30、40、50馬力の各能力機がラインアップされ、それぞれに冷却加熱兼用と冷却専用のシリーズが用意されています。また、それぞれに標準タイプと、散水装置を追加した高COPタイプの2種類が用意されています。
お客さまの設備容量に合わせた能力設定も可能で、電源容量の増加を抑制することもできます。特殊仕様モデルも多数ご用意し、最適な商品提供でお客さまの多様なニーズにしっかりとお応えします。丸芝ではこのユニバーサルスマートXを核にした、各種ソリューションをご提供しています。

熱源機

世界最大容量インバータツインロータリ圧縮機

最小周波数15Hzまでの高効率低負荷運転を実現。高効率DCモータとロータリならではの高い部分負荷特性による省エネ性向上が図られています。ハイパワーウェイトレシオは一定速5馬力サイズで最大12.5馬力相当能力発揮。低吐油量、高性能、高信頼性を実現しています。

ターボ冷凍機並みのCOP6.30(※1)を空冷式にて実現

インバータロータリ圧縮機の特徴を生かし、年間を通じて要求されるあらゆる負荷率での高効率化を実現しました。ターボ冷凍機並みの冷却定格COP 6.30、さらに低負荷時の部分負荷運転効率にすぐれ、最高COP16.0を達成しました。

業界最高クラスの期間成績係数を達成

モジュール単体での部分負荷特性の向上とモジュール群制御の最適化により、業界最高クラスの期間成績係数7.50を達成しました。年間を通じて、極めて高効率の運転を行なうことが可能です。

モジュールinモジュールで安心と低外気対応を両立

各モジュールの独立した冷凍サイクルにて、さらにリスク分散が可能です。また霜取運転の分散を行い、温水温度の低下を抑制します。

リプレースに対応できる省スペース化を実現

設置スペースは、10年前のチラー(R134a機種)と比べて約58%も削減。
スーパーフレックスモジュールチラーとの比較でも34%削減を実現しました。
同じ設置スペースでも、リプレースにより十分な能力増強が図れます。クーリングタワーを使用していたシステムからの置き換えもしやすい、省スペース設計です。

温度の広がり

-15℃の冷水から55℃の温水まで対応します。低温から中温、高温領域まで効率よく運転するので、業務用から産業用まで幅広くご利用いただけます。

幅広い能力レンジ

1台の単独運転から、最大128台(最大6400馬力)までの連結運転まで、あらゆるアレンジが可能です。

消費電力の「見える化」とシステム管理

お客様でのエネルギー管理や、省エネ運用に、モジュールコントローラ、グループコントローラ、Webモニタを準備いたしました。さらに、遠隔監視を契約いただきますと、運転状態監視、警報発信、報告書作成を行い、確実なメンテナンスと敏速なサービス対応をご利用いただけます。

工場向けソリューション

大規模熱源機更新による省エネルギー、電力コスト削減
生産プロセス用熱源機の信頼性向上、電力コスト削減
冷却水温度の中央制御システム(熱源の分散、一括管理)
ボイラー利用の削減(冷暖モジュールの一元化)
水の使用料削減(循環型水利用)
汚水処理の温度管理(排水処理能力の向上)
デマンド機能を加えた電気料金の削減
熱源の一元管理による省力化

大規模施設向けソリューション

拡張性(スケーラビリティ)のある空調システムの実現
室温管理、気温管理の信頼性向上と電力コスト削減
停電復帰時の立ち上がり時間短縮
冬期デフロスト運転時の暖房能力安定化
CO2排出量削減と運転時の省力化
時間・季節で異なる空調負荷に応じた効率的な運転
蓄熱槽の蓄熱容量の効率的な利用
熱源の一元管理と省力化