一般産業用インバータ
TOSVERT VF-AS1シリーズ

インバータは、三相誘導電動機もしくは同期電動機に使用して、回転数や出力トルクを容易にコントロールできる制御機器です。従来の制御方式に比べ、モータの効率を大幅に改善できるので、ランニングコスト(電力費)削減、省エネ、CO2排出削減などの観点から、置き換えが推奨されています。
インバータは、モータなど制御対象となる機器に合った機種選定が極めて重要です。不適切な組みあわせでは投資効果が発揮できないばかりか、電力コスト削減の効果も半減してしまいます。丸芝は、東芝技術サポートと直結した、専門知識をもつ営業マンが、お客さまの用途や運転状況などをヒアリングし、インバータの選定をサポートしています。お気軽にご相談ください。
一般産業用インバータ TOSVERT VF-AS1シリーズは、独自のベクトル制御で、力行はもちろん、回生領域でも安定した運転が可能な高機能インバータです。三相200Vでは0.4kw-132kW、三相 400Vでは 0.75kw-500kWまでの広範なラインアップを取りそろえています。高トルク・大容量を必要とするクレーン、ホイスト、鉱山用機器、破砕機、冷凍機、プレス機、コンプレッサに最適です。
インバータVFAS1
三相200V 0.4kw-132kW
三相 400V 0.75kw-500kW
 

高調波ノイズが抑制され、広範な用途に使用可能

ノイズフィルタと新型直流リアクトルの搭載で、高調波ノイズを大幅に抑制。商業施設、オフィス、工場などでも安心して導入できます。周辺機器への配慮が必要な業務用洗濯機、ランニングマシン、店舗用冷凍機、医療機器、舞台装置など民生用途に最適です。
 

リアクトル搭載で、力率を改善し電源系統の負荷を軽減

直流リアクトルを搭載し力率を向上。入力電流を定格出力電流の110%以内とし、変圧器、ノーヒューズ遮断器、電線など電源系統の負荷を軽減。コストダウン、ダウンサイジングを可能にしました。
 

EASYキーによる簡単な設定を実現

パネル部のEASYキーを使用するクイックモードでは、基本的な8個のパラメータ設定だけで運転が可能。各機能を設定する場合もワンタッチで標準モードに移行でき、すべてのパラメータにアクセスできます。
 

据え付け、試運転調整、メンテナンスも簡単

複数のインバータを密着させるサイド・バイ・サイド設置が全容量で可能。フィルタ内蔵形ですので、別置形と比べ盤の省スペース化や省配線にも貢献します。オプションでフィン外出しにも対応します。
制御端子台は着脱式で、インバータ交換時は制御配線がそのまま利用でき、交換を容易にします。ファンは温度によるON/OFF制御を採用し、停止中の騒音低減、省エネ、冷却ファン寿命を延ばします。
主回路コンデンサ、制御基板上のコンデンサ、冷却ファンの交換予定時期をモニタしたり警報をだせます。
 

高いカスタマイズ性と通信ネットワーク対応

昇降用機能としてブレーキシーケンス、軽負荷高速機能を装備しティーチングでパラメータ設定を簡単に行えます。内部データ演算をプログラミングできるMy機能により、システムや機械に合わせたカスタマイズが可能。高精度な速度・トルク制御も可能です。RS485通信(TOSHIBA/Modbus-RTUプロトコル)を標準装備し、オプションで各種フィールドバスに対応。パソコンからパラメータ編集、モニタ、データトレースが行え、連続処理ライン、印刷機械、コイラ、アンコイラなどフレキシビリティを要求されるシステムに最適です。